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2012/10/24

『美髪通信』 Vol,6 〜シャンプーってたくさんあるけど、、何がいいのかわからないわ!③ 目的に合わせた選び方〜

材料係のYUICHIです。

更新がなかなか出来ずに申し訳ありません!

『美髪通信』第六回、〜シャンプーってたくさんあるけど、、何がいいのかわからないわ③ 目的に合わせた選び方〜

今回は実際に選ぶ際のポイントをお伝えしていきます。

まずは前回説明した、「界面活性剤」の観点から。

大きく分けて、四種類に分類してみました。

①高級アルコール系

石油系とも呼ばれ、市販品などで最も多く使用されている界面活性剤です。

ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、といったものが代表的です。

特徴として、

・安価なので低価格で商品が提供できる
・洗浄力がかなり強い

ということが挙げられます。

②石けん系

石けんシャンプーと呼ばれ、肌に優しいイメージで使われている方もいると思います。

オレイン酸Na、ヤシ油脂肪酸K、といったものが代表的です。

特徴として、

・pHが高いため皮膚への刺激性がある
・水の中のカルシウムイオンと結合して水に溶けないスカム(石のようなもの)を作り、髪が硬くなる

ということが挙げられます。

①、②のどちらも手に入れやすいものですが、デメリットがあるので注意が必要です。

ただ、何よりも買いやすいことと、使用感が気に入っている場合などもあり、決してダメなものではありません。

③オーガニック系

全て天然の成分で作られているものを「オーガニック系」と呼ぶことが多いです。

これに関しては、各メーカーで使用しているものが異なるので、

今回はオーガニック系でメジャーなブランド、ジョン◯スターオーガニックの成分を紹介します。

デシルグルコシドという、トウモロコシの糖由来の、起泡力が高い低刺激性の活性剤です。

特徴として、

・化学物質を含まず、天然成分なので安心して使える
・環境にも優しい
・きしんだり、ごわつく可能性がある

ということが挙げられます。

オーガニック系に関しては、使用感よりもライフスタイルに重点を置く方が使用していることが多いように思います。

最後に個人的にもお勧めの界面活性剤についてお伝えしていきます。

④アミノ酸系

髪や皮膚と同じ構造を持つ界面活性剤です。

ココイル〜、ラウロイル〜、といったものが代表的です。

特徴として、

・髪や皮膚に対して刺激が少ない
・適度な洗浄力がある
・潤いを与える
・市販品よりも値段は高め

ということが挙げられます。

アミノ酸系のシャンプーは洗浄力が優しい処方の為、

汚れや油分が強い場合は泡立たず、汚れを落としきれないことがあります。

そのときは二度洗いをするようにしてください。

現在のサロン専売品のシャンプーのほとんどがアミノ酸系なのではないでしょうか。

洗浄力、泡立ち、洗い上がりなどのバランスが一番優れているのではないかと思います。

以上がそれぞれの界面活性剤の特徴です。

見てみると、やはりお勧めは?と聞かれたら僕はアミノ酸系のものをご紹介すると思います。

でもサロン専売品はやっぱり市販品と比べると高いし、すぐにシャンプーが買いたい時もありますよね?

そこで、マツキヨやドンキで売っている代表的な市販品のシャンプーを調べてみました!!

最近は量販店にサロン専売品が売られていることが多いのですが、(専売品なのになぜ?というのは置いておきます)

今回は、1000円以内でポンプのボトルが購入できる、というくくりでご紹介します。

ラッ◯ス、パン◯ーン、メ◯ット、ツ◯キ、ア◯エンス、sa◯a、マ◯ェリ、ヴィ◯ルサスーン、サイ◯ス、h&◯、などなど。

これらのほとんどが、①高級アルコール系である、ラウレス硫酸Naが主成分になっています。

シリコンであるジメチコンやコポリマーが入ってしまっているものも多くありました。

個人的な感想ですが、ツ◯キ、ア◯エンスを使うとシリコン等の残留感が強かったです。

本当にたくさんあって悩んでしまうと思いますが、④アミノ酸系の界面活性剤が主成分になっているものを発見しました。

い◯髪です。

まだ使ったことがないのですが、内容成分を見る限り、同じ価格帯のものの中ではかなり優しい処方のようです。

今度試してみようと思います。

余談ですが、ケ◯スターゼも主成分は①の高級アルコール系、ラウレス硫酸Naなんです。

高いものなら全てやさしいもの、という訳ではないんですね。

もちろん内容成分が良ければいいというのも違うと思うので、自分自身が納得して使えるものを選ぶのが大切だと思います。

気になった方はボトルの裏側を見ると使用されている成分が全て表示されているので確認してみてください。

他の観点からだと、

⑴サラサラ系か、シットリ系か

⑵フケやかゆみなどの悩みがあるか

などが挙げられます。

⑴に関しては、好みもありますが、

細くてぺたんとしてしまう、ボリュームを出したい髪質の方はサラサラ系

太くて硬く、広がってしまい、ボリュームを抑えたい髪質の方はシットリ系

が適していると思います。

⑵に関しては、症状を改善し、頭皮に栄養を与える成分が入ったものが良いと思います。

医薬部外品のものだと、より安心してお使い頂けると思います。

このように、界面活性剤以外にも見るべきポイントがあるのです。

なるべく髪と肌に優しい成分のものを選び、

その中でそれぞれの状態にあったものを使って頂けたら、と思います。

わからなかったら気軽に相談してください!

一人一人の髪質、悩み、状態や好みに合ったものを紹介させて頂きます!!

僕も美容師になる前は自分の髪質とかさっぱりわからなかったので。。

またまた長々と書いてしまってすみません!!

次回のテーマは、、、。まだ未定です!

ネタが切れてきたので少し勉強してまた更新します!

よろしくお願いします!!