材料係のYUICHIです。
『美髪通信』第四回、〜シャンプーってたくさんあるけど、、何がいいのかわからないわ!〜
今回から、シャンプーの選び方についてお伝えしていきます。
最近、「シリコンフリー」という言葉が気になっている方、多いのではないでしょうか?
CMでも雑誌でも、シャンプー売り場に行っても、いろいろな所で目にします。
そうです、流行っています。
あまりに流行っているので、
シリコン自体が悪いもの、
と認識してしまう方が増えてしまうのではないかと思いました。
でも、そうではないのです。
シリコンには良い働きがたくさんあります。
もちろん悪い部分もあります。
使い方次第で良くも悪くもなるのです。
なので、まずは「シリコン」についてご説明していきます。
シリコンとは:高温や低温に強い
紫外線で劣化しにくい
毒性が低い
などの特徴があり、化学的に安定=安全性が高い、とされているものです。
このような特徴から、身の回りの様々なものに使用されています。
例えば、テレビ、眼鏡、ファンデーション、コンタクトレンズ、味噌、醤油、など。
便利なシリコンスチーマーもそうです。
色々なものにカタチを変えて、生活を便利にしてくれています。
では、シャンプーやトリートメントに入っていると、どんな働きをするのでしょうか。
シリコンは毛髪の表面を薄い皮膜でコーティングし、擬似キューティクルを作ります。
簡単に言うと、ツルツルにしてくれて、指通りが良くなり、ツヤを出す効果があります。
シリコンが全く入っていないと、手触りがギシギシしたりすると思います。
(シリコンの代わりに椿オイルなどを使用し、シリコンフリーでも使用感を良くしているものもあります)
使っただけですぐに実感出来るような効果があるのは、シリコンのお陰なのです。
では、なぜシリコンが悪いもの、と思われがちなのでしょうか。
それは髪の毛に残留してしまいやすいものがあるからです。
サロンで使用されているものは、基本的に配合量などが考えられているのでまず問題ありません。
しかし、一部の市販品などで使用されているシリコンは、髪に吸着しやすい性質を持ったものがあります。
シリコンは髪の毛に残留して、それが重なってしまうと、なかなか取れません。
シリコンの残留によるデメリットは、
・頭皮、髪のベタつき
・髪のごわつきなど、感触が悪くなる
・パーマ、カラー等の薬剤の浸透を妨げる
といったものがあります。
シリコン自体が悪いのではなく、『残留している状態』、が悪いということを知っておいてください。
もし、残留しているかも!と思ったら、気軽に相談してください!!
炭酸ムースを使ったクレンジングメニューなど、ケア方法を提案させて頂きます!!
これらを踏まえて、シャンプーを選ぶとしたら。。
個人的には、シャンプーは汚れを落とすことが目的なので、シリコンは必要ないと思っています。
なので、シリコンフリーのシャンプーは良いのではないかと思います。
現在、BLUE TOMATOで使用しているものもシリコンフリーのシャンプーです。
そうなると選ぶ決め手は洗浄成分なのかな、と思います。
アミノ酸系、とか高級アルコール系、とかの界面活性剤という成分の話になるのですが、
ここまででもかなり長くなってしまったので、続きはまた次回にさせて頂きます!
次回のテーマは、、、。
Vol,5『シャンプーってたくさんあるけど、、何がいいのかわからないわ!② 界面活性剤編』です。
よろしくお願いします!!